2007年 02月 06日 ( 1 )
白鴉団 団長の日記 ~最速の走行~
高校生終盤の頃である。

原チャを持ち始める友人が増え始め、

皆の遊ぶ範囲が広くなり始めた。


自分はいつまでも自転車で、

この日も友人A宅へと坂を上り必死でこいで行った。


友人A宅へ着いたとき、ちょうどもう一人遊ぶ予定だった友人Bが

ブンブン音を鳴らして原チャで俺につっこんでくる。

当たる寸前で、ブレーキを踏みニヤリと笑って、


『へへ・・・轢かれると思った?』

なんて言いながら、ヘルメットをはずす友人を見て、

こいつよっぽど新しく買った原チャ自慢したいんだなぁと半分

うらやましく思いながらも、イラッときた。


『よー来てたか!!』

と友人Aが家から出てくる。

彼はBの原チャを見て、『お-買ったんや!!』と、

マジマジと近づいて見始めた。

Bも、ここぞと、これは最新の何々だと、パーツや性能を自慢し始めた。

A『ちょっと乗っていい?』

B『い、いいけど、むちゃすんなよ。』


不安なBを、横目におもむろにドン!!と原チャにまたがるA。

ドルルルン!!!エンジンがかかり、

『なに?ここひねればいいだけ?余裕やん。』

と、おもっきりアクセルをひねった。


その途端、ギュアアアアアアアアアアアアアア!!!

っと、ものすごい音がなったと同時におもいっきり原チャの前輪が浮き、

ウィリー状態になった瞬間!

イノシシのようにまっすぐ走り出した!!!!


完全に原チャは縦になった状態で、手押し車のような形になり、

おもっきり引っ張れていく友人A。

間違いなくオリンピックの誰よりも早い走り!!

交互に動く足の速さが半端じゃない!!

友人Aはパニックだったろう。

手を離せば原チャはぶっ飛んでつぶれる。

絶対離せない!!!そんな気持ちとは逆に常にアクセルMAX!!

200mぐらいを一瞬で走り去った彼は、

豆粒ぐらいの小ささになり、

田んぼに突っ込んで見えなくなった。


横を見ると、もうBは半泣きである。

とりあえず、幸い田んぼなので友人Aも怪我は無く、

Bの原チャにも異常はなかったが、

腹の底から笑えた思い出の一つである。
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by shirokarasudan | 2007-02-06 20:17 | 団長のリアル日記